H1テキスト

キービジュアル

お知らせ

  • 最新情報
  • 第2回「能登半島地震災害支援活動助成」ご報告⑮コミサポひろしま

第2回「能登半島地震災害支援活動助成」ご報告⑮コミサポひろしま

第2回「能登半島地震災害支援活動助成」の採択団体「コミサポひろしま」様よりいただいた活動報告をご紹介いたします。

Tea

OneTeam北陸

One

活動報告

「被災家屋等から財産の救出及び生活再建に向けた支援活動」

活動期間:2024年4月1日〜6月31日
活動地域:石川県輪島市
支援対象者:輪島市街地区被災住民
支援人数:直接支援 220名 
活動人数:700名
助成金額:240,000円

実施内容

重機や専門工具を用いて倒壊家屋からの思い出の品、貴重品、車両等の救出。家屋及び家財の保全を目的とした屋根及び外壁の養生などを通じて依頼者に寄り添った。
要配慮世帯の家屋仮復旧、避難所の生活改善等に必要な仮造作も求められた。
また重要無形文化財である輪島塗、その工房の多くは住居と同一の建物にあり、上記の作業を行うことにより、生活支援だけではなく、輪島市の文化財保護に努めた。
現在携わった工房の殆どは、取り出した材料や仕事道具を用いて仮店舗等での生業再建をはたしている。
危険を伴う活動が主であるが、資格取得、実地経験をし、安全に作業を行う為に建設業及び解体業者の指導の下、活動を進めた。

事業の成果

道路啓開(瓦礫撤去含む)90戸
貴重品取り出し 80戸
車両救出 20台
生業再建に向けた資機材の取り出し 20戸
家屋保全の為のブルーシート張り 17戸
家屋の倒壊防止及び危険家屋の一部解体 14戸

重機や電動工具を用い、柔軟なニーズ対応にあたった。
しかし、輪島市街地の特性上、敷地が狭く主要道路からのアクセスが困難だったり、危険家屋に対し重機によるアプローチが難しかったりと、想定以上の活動時間を要した。
結果として、活動件数は予定件数を満たす事は出来なかったが、依頼されたニーズに対し、充分な時間を要しての技術的支援で依頼者に寄り添った活動ができた。
また、目標のひとつであった、長期支援を目的とした地元有志からなる支援者の育成について、輪島市消防職員、輪島市社会福祉協議会職員を中心とした支援団体の立ち上げに貢献できた。基本的な重機の操作や、電動工具の使用方法、全体的な支援の流れなど、今後もかかわりをもち、継続的にバックアップを行っていく。

支援者のみなさまへのメッセージ

この度は当団体への助成、誠にありがとうございました。専門性の高い個々のニーズに対応することが出来ました。
我々の支援が求められるニーズの殆どは、社協ボランティア等では対応不可、業者も不足、行政も個々に対応することは難しく、被災者もどこに頼ればいいのか不安という背景が存在しました。
そんな状況下で民間の支援団体が柔軟に活動を行うことで、多くの被災者にかかわり、僅かばかりでも安心を得てもらえたと思います。
また今後は長期にわたる支援が求められますが、5年後、10年後の支援は外部支援者である我々には現実的ではありません。
そのために被災者であり支援者でもある地元有志の活動についても、今後注目していただければと思います。

最新記事

  • お知らせ

    《毎月のご寄付》2024年分 寄付金受領...

  • 活動レポート

    第2回「能登半島地震災害支援活動助成」ご報告

    第2回「能登半島地震災害支援活動助成」ご...

  • 活動レポート

    令和6年能登半島豪雨支援のご報告7

    令和6年能登半島豪雨支援のご報告7

関連記事

  • 活動レポート

    第2回「能登半島地震災害支援活動助成」ご報告

    第2回「能登半島地震災害支援活動助成」ご...

  • 活動レポート

    令和6年能登半島豪雨支援のご報告7

    令和6年能登半島豪雨支援のご報告7

  • 活動レポート

    令和6年能登半島豪雨支援のご報告6

    令和6年能登半島豪雨支援のご報告6