「能登半島地震災害支援活動助成(第1回)」の採択団体「山崎絆塾」様よりいただいた活動報告をご紹介いたします。
「石川県珠洲市・七尾市における支援活動」
活動期間:2024年4月1日〜6月30日
活動地域:石川県珠洲市、七尾市
支援対象者:珠洲市大谷町、珠洲市蛸島・小泊仮設住宅、在宅避難、旧本小学校・みさき中学校避難所、七尾市能登島向田第1仮設住宅、中島町小牧集会場各地域の被災住民
支援人数:直接支援50名 間接支援109名
活動人数:27名
助成金額:299,270円
5月18日 珠洲市大谷町で家屋解体前の廃棄物の分別と搬出作業を行った。大谷小中学校に避難している方々との交流。
6月1日~3日 珠洲市飯田町ではピースウィンズジャパンと共に避難所、在宅、仮設住宅での健康相談、及び電化製品の設置や器具の取り扱い説明書を見ながら説明を実施。
6月3日 震度5強の地震が発生時には、在宅避難者の安否確認を実施。
6月22日 七尾市能登島向田町仮設住宅にて足湯と健康相談を福島大学災害ボランティアセンターと山崎絆塾で共同実施。
6月23 日 七尾市中島町小牧集会場にて山﨑絆塾で健康相談を実施。
珠洲市大谷町では半壊家屋の解体前の家具等の搬出、仕分け、清掃等を家族や地域住民と共に実施。家族より「一区切りできた」事への感謝と「前を向いていきたい」との言葉を頂いた。
珠洲市飯田町ではピースウィンズジャパンと共に、健康相談を在宅9名、仮設住宅3名、避難所3名へ実施。生活家電支援での対応10名 計25名。「来てくれてありがとう」の言葉が聞かれた。フラワーフェスタ(約80名参加)に参加。6月3日震度5強時は在宅避難3名の自宅に急行し、無事を確認できた。
七尾市能登島向田町第1仮設住宅で足湯10名と健康相談8名を実施。茶話会は7名参加。お茶、お菓子をつまみながら話も弾み笑顔が見られた。七尾市中島町小牧集会場にて健康相談10名実施。高血圧や精神的不安定な方2名を、小牧集会場を拠点としている被災地NGO協働センター代表者と七尾市健康増進課へ情報提供し継続支援につなげた。
地震発災から6か月が過ぎ、健康相談では「6か月たってやっと話ができるようになりました」との言葉が聞かれた。傾聴できる機会を多く持ちたいと思う。被災地は日本一高齢化率の高い地域で、体調を崩さないように長期間の支援が必要と思われるが、公共の乗り物が殆どなく、道路も悪く金沢市内より遠方とあり支援が届かないもどかしさがある。今後、夏を迎えるにあたり衛生上の問題や熱中症の発生、さらに災害関連死を出さないように、健康相談など多くの人々に継続した支援の必要性を知ってもらいたい。
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