2025年10月17日、当基金の伊澤副理事長が、フィリピン・セブ島にてNPO法人 DAREDEMO HEROの代表・内山順子さんを訪問しました。
当基金は、DAREDEMO HEROの活動理念と取り組みに共感し、2022年から2025年にかけて計4回の公募助成をしております。
DAREDEMO HEROの掲げるビジョンは、「すべての子どもたちが夢と希望を持ち、努力が正当に報われる社会の実現」この実現に向けて、「貧困層が自ら問題を解決できる機会の提供」を柱とした支援活動を展開されています。
内山代表は、「かわいそうだから支援する」のではなく、“やる気・志・能力”を持った子どもたちを支えることを大切にされており、奨学生の選抜は、数十~数百倍の競争倍率になることもあるそうです。それだけに、選ばれた子どもたちは高い意欲をもって、日々の学びに励んでいます。
訪問当日は、セブ市内の「カレタ墓地」で学ぶ子どもたちへの食糧支援活動に同行させていただきました。
墓地の中には、家族とともに暮らす住居が点在し、その一角にあるテントが子どもたちの学び舎となっています。(墓地内のため、校舎の建設は認められていません。)そんな環境の中でも、子どもたちはとても明るく、礼儀正しく、お弁当と飲み物を丁寧に受け取ってくれました。
このような学び舎から、パイロットや教師などの職業に就いた卒業生もいるそうです。
内山代表は「未来のリーダーとなって、社会にすべてを還元してほしい」と語っておられました。
風に立つライオン基金では、DAREDEMO HEROが掲げる3つの柱「奨学生への支援」「地域支援」「文化交流」のうち、地域支援の一環である「女性の権利と健康衛生向上事業」に対し、公募助成を行っております。
本訪問を通じて、DAREDEMO HEROの皆さまの力強い活動に触れ、多くの学びと気づきを得る貴重な機会となりました。
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