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能登半島災害支援2025_1 珠洲市訪問

全国各地で新成人を祝い式典が行われた1月13日、この時期の能登には非常に珍しい暖かい日差しに恵まれて、さだまさしは震災後3度目の能登半島訪問となりました。
今回は、10月19日に行われた「Japanet presents ハピネスアリーナこけら落とし さだまさしチャリティーコンサート 長崎から、能登へ!」で寄せられた総額24,292,737円をお届けすることと、復旧・復興が遅れている被災地に改めてエールを送るため、ジャパネットホールディングス代表取締役社長兼CEOの髙田旭人さんと共に、珠洲市と輪島市を訪れました。

ジャパネットホールディングスが昨年10月14日に長崎市にオープンした複合施設「長崎スタジアムシティ」にある「ハピネスアリーナ」のこけら落としコンサートを依頼されたさだまさしが、「せっかくの機会なので、仲間たちを集めた形でチャリティコンサートにしたい」と提案し、コンサートの制作費用をすべてジャパネットホールディングスさんが負担して開催されたため、入場料がすべて寄付金に充てられることになりました。
このうち、風に立つライオン基金は1500万円を預かり、理事長以下、事務局数名で同行して贈呈式などのお手伝いをさせていただきました。

前回、さだがお見舞いに伺った時には、義援金として珠洲市と輪島市に各500万円ずつ贈呈させていただきましたが、今回はもう少し具体的な支援に充てたいということで、地元の文化や伝統工芸を守るためにということで、珠洲市は珠洲焼創炎会に、輪島市は輪島塗関連6団体に支援金という形でお贈りすることにしました。

まず訪れたのは珠洲市陶芸センター。珠洲焼創炎会の皆さんが出迎えてくださいました。
珠洲焼は平安時代末期から室町時代後期に珠洲市を中心に生産された中世の日本を代表する焼き物なのだとか。綺羅びやかな装飾はなく灰黒色のシックな落ち着いた趣のある焼き物です。
15世紀後半に忽然と廃絶してしまった珠洲焼ですが、約40年前に「幻の古陶」が復興しました。
珠洲焼創炎会の皆さんは技術の切磋琢磨と後継者の育成をしながら、珠洲焼の魅力を広く伝える活動をされています。

会長の篠原敬さんに支援金500万円の目録を贈呈

その後、篠原さんに焼き窯にご案内いただきました

そのあと、能登半島豪雨のあった昨年9月21日、泉谷しげるさんが無料の支援コンサートを計画していたラポルトすずへ。こちらでは、10月19日のコンサートのダイジェスト映像を市民の方々に鑑賞していただいたところにお邪魔しました。

まず、髙田旭人さんから泉谷満寿裕市長に年末にお贈りいただいた支援品の目録をお渡しし、会場の皆さんにメッセージが送られました。
「長崎にスタジアムとアリーナを造った理由は、スポーツやエンタメなどで人が楽しむこと、笑顔になることでたくさんの幸せを届けていきたい、平和を伝えたいという思いからです。そのこけら落としのコンサートで地震や水害で苦しまれている方々に支援をさせていただけたということは本当に良かったと思いますし、まだまだやりたいこともあります。つい先日、1月10日に「BS10(ビーエステン)というジャパネットのグループ会社が運営するチャンネルを作りました。このチャンネルを通して伝え続け、またできることは続けていきたいと思いますので、どうぞ皆さん元気を出して前を向いて頑張っていただきたいと思います」

ジャパネットさんからは、珠洲市の大谷地区の仮設住宅や在宅避難の方々へ、また輪島市の宅田第2仮設団地や在宅避難の方々へ、暖房器具やおせちを多数贈呈いただきました。

その後、さだから吉木充弘教育長に「子どもたちの笑顔を守るために」ということで、支援金125万円の目録をお渡し、会場の皆さんにエールを送ったあと、「いのちの理由」を歌いました。
(ちなみに、この支援金はナガサキピーススフィア貝の火運動を通じて贈られます)

「ここに来るまでの道中を見ていて、これは1年、2年でどうなるものではないということを実感しました。何度も心は折れていると思います。折れないはずはない。でも、日本中に応援している人がいる。長崎でのチャリティーコンサートの熱気を届けたいと思っていたので、こういう形(パブリックビューイング)で見ていただけて良かったです。明日に向かって頑張りましょう」

泉谷市長は「ご支援を力に換えて必ずや復旧・復興とそれぞれの地域の再生を成し遂げてまいります!」と力強く宣言してくださいました。
会場に集まった約500人の方々も、口々に「嬉しかった」「元気をもらった」とおっしゃっていました。

最後に会場の皆さんと共に記念撮影

チームふじさんの皆さんとDRT JAPAN世話人の日本財団・黒澤司さん(右端)が会場にお越しくださり、「能登ポーズ」で記念撮影

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