「平成30年7月豪雨災害」支援活動報告5
7月25日の愛媛県3市に続き、8月6日に岡山県総社市と倉敷市真備町に、医師で風に立つライオン基金の評議員でもある鎌田實先生とさだまさしがお見舞いに伺いました。
全国初!高校生による支援物資フリーマーケット
総社市役所の支援物資配布所は、日本中から寄せられた支援物資が並んでいました。
全国で始めて導入した、必要な物を必要な人が自由に選んで持って帰れるシステムで、高校生などの若者が運営。総社市民だけでなく、お隣の真備町で被災された方も利用できるのだそうです。
風に立つライオン基金からはタオルと浅田飴さんからご提供いただいたガードドロップをお届けしました。
総社のジャンヌ・ダルクに対面
それから市長室で片岡聡一市長に義援金100万円をお渡しすると共に、SNSで地元の高校生たちに呼び掛け1000人の仲間を集めるきっかけとなった高校1年生の光籏郁海さんに面会。その勇気と行動力を大いに讃えました。
彼女たちは泥のかき出しや支援物資の運搬、避難所での食事の配布や清掃など大活躍をしてくれたそうです。
光籏さんと片岡市長のTwitterでのやりとりと7月8日の朝、市役所に集結した高校生たち(市報の表紙)
倉敷市真備町
その後、倉敷市真備町に移動。避難所になっている薗小学校で「Gorilla Cafe」をやっている“羅王”こと茅野匠さんに会いました。
BOND & JUSTICEの一員として早い時期から炊き出し支援をしていましたが、今は野菜不足になりがちな被災者のために野菜ジュースなどを提供しています。
アルミ工場が爆発した下原公会堂へ
総社市に戻って、市長にご案内いただき爆発事故のあったアルミ工場の現場で、アルミ工場の爆破事故で被害を受けた住宅などを視察しました。
近くの公会堂で被災された方々と交流した後、公会堂内へ。みなさんにお見舞いをお伝えしました。
みんなのライオンカフェ
この下原公会堂では、光籏さんたち高校生が、風に立つライオン基金の呼び掛けに応えて「みんなのライオンカフェ」を立ち上げ、夏休み期間の週3回、小学生に勉強を教えるボランティアを続けてくれているのです。基金からは、子供たちに文房具を送りました。実は今回の災害を見て、子供たちのために使って欲しいと財団に塗り絵や色鉛筆を寄付してくださった方がいて、それもありがたく一緒に贈呈させていただきました。
一緒にそうめんやスイカを食べながら、元気な子供たちの姿に安心し、高校生たちの頑張りに感動しました。
こうした若者たちを応援し、その活躍を知らせることも、私たち風に立つライオン基金の大切な使命だと改めて感じた一日でした。