30名以上の死者と行方不明者5名の人的被害、一部損壊以上が200棟に及ぶ住宅の被害など、甚大な被害をもたらした九州北部豪雨。発生から1ヶ月半が経過した被災現場へ、お見舞いに伺いました。
少しずつ落ち着きを取り戻しつつあるとはいえ、復旧、復興はなかなか思うように進んでいないことは現場に行けば一目瞭然。それだけ大規模な災害であり、深刻な被害だということがわかります。それでも、さだまさしの顔を見ると笑顔で迎えてくださり、喜んでくださっている姿に、私たちも元気をいただきました。
最初に伺ったのは、最も被害の大きかった福岡県朝倉市の杷木星丸地区。地区長の三木正人(みきまさと)さんは、さだと会うなり様々な思いが込み上げ、握手をしながら涙ぐまれました。さだは、地区の住民の方々とも言葉を交わしました。
次に同じく杷木地区の杷木小学校へ。小学校のグラウンドに仮設住宅が整い、この日から入居が始まりました。ここで朝倉市の森田俊介市長にお会いして義援金の目録をお渡しし、入居された住民の方にもお話を伺いました。
続いて、隣の東峰村へ。まず災害ボランティアセンターを訪ね、一所懸命頑張っておられるボランティアの方々を激励。高校生ボランティア・アワードに合わせて作った防災バンダナを差し上げました。
その後、東峰学園の武道場で支援コンサートを行い、集まった150人ほどの村民の方々に歌とトークで楽しんでいただきました。
最後に、大分県日田市に伺いました。大規模な土砂災害が発生した小野地区の公民館での支援コンサート。終了後に原田啓介市長に義援金の目録やバンダナをお渡ししました。さらに、ここでは和歌山県那智勝浦町の寺本眞一町長から預かった義援金と色紙もお届けしました。5年前に日田市から義援金を送られたお礼の気持ちをライオン基金に託されたのです。
3市村とも、皆さまからお預かりした募金の中から、義援金100万円ずつをお送りいたします。
私たちは、今後も支援を続けてまいります。
亡くなられた方のご冥福と、被災された皆さまが一日も早く元の生活に戻れますよう心からお祈りいたします。
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