心の防災〜ほめる達人セミナー〜 ご報告
ライオンカフェ presents
「心の防災〜ほめる達人セミナー〜」
1月8日(日) 国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟 小ホール
コロナ禍により講習会を行うこともなかなかできずにおりましたが、2023年の年始めに、3年ぶりにオフラインでのセミナーを開催いたしました。
今年度から「ライオンカフェ presents」として様々な勉強会を企画してまいりますが、その第一回目として選んだテーマは「心の防災」。
講師は当基金の松本秀男理事。
松本氏は日本ほめる達人協会の専務理事であり、一年中全国津々浦々を駆け巡り、主に企業や団体向けに講演をされています。
「ほめ達さん」(親しみを込めて敢えてこう呼ばせていただきます)については、高校生ボランティア・アワードにもご協力いただいておりますので、聞き覚えのある方も多いかと思いますが、実際にどのようなセミナーをされているか、実は事務局もあまり存じ上げませんでした。
これまでは被災現場での実際の体験談や心構え、あるいは障害をお持ちの方との接し方などをテーマにお話を伺ってきましたが、今回は「心の防災」ということで、日常のコミュニケーション、それも家庭や職場といった身近な人々との関わり方を中心に、簡単なワークショップなども交えながら、約2時間にわたり講演していただきました。
今回のセミナーは風の団の皆さんだけでなく、ライオンユースやボランティア・アワードに参加してくれた高校生、あるいは普段交流のある企業や団体様にもお声がけしたところ、50人以上の方々がお集まりくださいました。冒頭、緊張を解す意味も含めて周りの3人以上の方と目で握手。
普段何気なく使う「ほめる」という言葉ですが、私たちは実のところ、その本当の意味を知らなかった、というかあまり考えたことがなかったということに気付かされました。
ほめ達さんの目指しているのは「誰もが尊敬しあえる世界にする」こと。
その手段として最適だと考えたのが「ほめる」ことだったというのです。
様々な事例をご紹介いただきながらお話をしていただきましたが、特に心に残った言葉をご紹介いたします。
「ほめるとは、価値を発見して、伝えること」
「ほめる=向き合う=愛すること」
「人間関係は鏡。鏡は先に笑わない」
「相手の目を見て、うなづいたり相槌を打ちながら、相手の言葉を繰り返す」など具体的な話の聴き方や、「ほめ達! 3S=すごい!・さすが!・素晴らしい!」を口癖にするといった誰にでも実践できる「ほめる達人への第一歩」を目一杯お話しいただきました。
なにより「ほめる」ことの大切さを奥深さを感じることができました。
こんなふうに、お互いにきちんと向き合って認め合うことができたら、本当に平和な世界が訪れるに違いありません。まずは自分から、そして身近なところから始めてみてはいかがでしょうか?
風に立つライオン基金は、今後もライオンカフェpresentsとして、様々な勉強会を開催する予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。