普段の暮らしの中での支え合いと豊かなケア、有事の際「いのち」と「生活」を守るための基盤となる介護・福祉事業等の継続を目指した「地域の仲間とすすめる「いのちと志をつなぐ災害準備計画」策定 助成事業」の助成団体からの報告を掲載いたします。
実施者名:霧島市地域密着型サービス事業者連合会
期間:2021年6月24日〜9月17日
地域:鹿児島県霧島市
参加団体分野:小規模多機能型居宅介護事業所
参加人数:8 事業所16 名
助成金額: 566,258 円
1回目(2021年6月24日木曜日)
・プログラムの導入と組織構築
・リスクアセスメント
2回目(2021年7月22日木曜日)
・インシデント対応(緊急対応)
・人命や業務継続への影響が大きいリスクに対する初動を考える
3回目(2021年8月19日木曜日)
・業務影響分析(BIA)
・業務継続の為の戦略(方針)を立てる
4回目(2021年9月17日金曜日)
・業務計測計画(BCP)の開発と構築
・業務継続マネジメント
・連携型BCPの作成/地域包括BCP策定への着手・霧島市内における8カ所の小規模多機能居宅介護事業所を限定して参加してもらった。霧島市1市6町の合併でとても広い自治体である。また、活火山である霧島連山・新燃岳の噴火の影響を受ける地域である。また、錦江湾にも面しており津波のリスクもある。
・この事業を通じて、改めて災害リスクが地域によって異なることを仲間と共有できた。また、同じメンバーでこの期間を学び続けてこれたので、避難、業務中止などのリスクに対し、同じ地域の仲間で助けあっていくことが、目の前のご利用者、地域の要援護者のサポートにとても大きな力を発揮することを実感できたと思う。
・今後もこれまでの活動、繋がりの強みを活かし、霧島市行政と共に有事に対応できるネットワーク作りを意識をして進める。
今後は霧島市内におけるグループホームや通所系サービス、または有料老人ホーム等とも連携を図り、共に学び霧島市内で連携型BCPに取り組みたい。
新型コロナウィルス感染症により私達の介護現場も大きく変化した。我々は大きな不安抱えていた。しかし、風に立つライオン基金との出会いがあり、多くのことを学ぶ機会をもらい、新たな仲間と出会うこともできた。風に立つライオン基金との出会いがなかったら、当団体の活動は全く違っていたと思う。基金の皆様に感謝の思いでいっぱいです。今後もみんなで協働し、支援を必要とされる方へのサポートが継続される地域づくりを目指したい。
Copyright © The Lion Standing Against the Wind Fund Foundation.
All rights reserved.