能登半島地震災害支援_ご報告18
門前町で毎年、春の訪れと共に行われる「能登雪割草まつり」が、今年も3月24日に輪島市立門前東小学校の体育館で行われました。
能登半島地震の大きな傷跡が残る中、開催には並々ならぬご苦労があったようですが、規模を縮小しながらも「こんな時だからこそ」と地元の方々が力を合わせて「震災に負けない」という強い思いの中で開催されました。
当基金もご縁をいただき、ライオンカフェとしてお手伝いしてまいりました。
未だ水道が復旧していない門前町ですので、コーヒーを召し上がるのも簡単ではありません。そこで、猿田彦珈琲さんにお願いして本格的なコーヒーを振る舞っていただく傍らで、ANAフーズさんがご用意してくださった田辺農園バナナをご来場の皆さんや近くの避難所にお配りいたしました。
今回はバナナにプラスしてナッツもいただき、これが大好評でした。
ギリギリの生活をされている中で、滅多に手に入らないらしいのです。
ご用意させていただいて本当に良かったと思いました。
温かな春の日差しに恵まれて、校庭に並んだ屋台で美味しそうな物が販売されていたり、子どもたちが楽しめるアトラクションも沢山ありました。
雪割草まつりらしく、雪割草の販売ブースあり、癒やしサロンや相談ブースなどは多くの人で賑わいました。
オンラインで鎌田實先生の健康講座が行われ、最後に、さだまさしから激励のメッセージ動画をお届けいたしました。
久々にお友達やご近所の方々と再会して涙ぐむお姿や、子どもたちが笑いながら走り回る姿を見て、この地域の人々にとって大切なお祭りなのだということを強く感じました。
地元のバンド、ノンポリシーが最後に盛り上げて、賑やかにお祭りが終了、明日への活力に繋がったと思います。
ほんのわずかですが、バナナとコーヒーを喜んでくださり、お手伝いさせていただいたことで逆に幸せをわけていただいた気持ちになりました。