大変遅くなりましたが、今年度の「風に立つライオン オブ・ザ・イヤー」の受賞者を発表いたします。
国内外でいのちや平和を守るために献身的に支援活動や奉仕活動を実践する個人・団体を顕彰することで、その意義ある活動が広く認知され、より多くの支援・協力が集まり、活動がさらに発展していくことを期待してお贈りするもので、今年度は以下の2団体に、柴田紘一郎賞と鎌田實賞が授与されます。
表彰式は12月に都内で行う予定です。その模様は改めてご報告いたしますが、まずは受賞者をご紹介いたします。
理事長・江口貴博。阪神淡路大震災の際にいただいた支援へのお礼として計画された「AMDAネパールこども病院」の医療技術支援を目的に、1998年2月1日に発足。兵庫県立こども病院のメンバーを中心に、同年11月に完成したAMDAネパールこども病院の小児外科や形成外科、麻酔科の立ち上げに尽力。2003年に小児病棟、2013年に周産期病棟を追加増築、2014年には患者家族棟の建設にも関わり、2015年のネパール大地震でも現地にスタッフを派遣した。のべ95万人の母子が病院を訪れ、6万5千人を超える赤ちゃんが誕生、ネパールの乳幼児死亡率は3分の1以下となり、今では地域になくてはならない病院となっている。2023年6月AMDAネパール支部やブトワール市長らの訪日をきっかけに、AMDAネパール医療大学(仮称)の発足に向けて新たな歩みを始めた。
国内においては、東日本大震災で岩手県釜石市と大槌町での緊急医療支援、宮城県雄勝町での仮設住宅慰問活動を行い、その後も西日本豪雨、熊本地震、能登半島地震など、多くの被災地で阪神淡路大震災のお礼の気持ちを届ける活動を継続している。
チームふじさん
代表・藤野龍夫、副代表・田中康雄。2017年4月、団体として活動開始。
主要メンバーにシニアの技術者が多く、水害に遭ったエアコン、エコキュート等の家電製品の修復、刈り払い機、耕運機等のエンジン等の復活、高所作業車を操って屋根上の作業、重機を操って倒壊家屋からの貴重品や車の救出、地震で塞がった道路の啓開、大工作業、電気作業、水道復旧作業等々、災害時の復旧作業をする技術系災害ボランティア団体。
「できる時に。できる所で、できる事をする」というチームスローガンを掲げ、被災地に拠点を構え、被災住民に寄り添い、連携しながらの活動により長年国内の災害復旧に貢献している。
本年元日に発生した能登半島地震では1月2日から出動し、翌3日から11月10日現在まで活動日数309日、活動参加者延べ2762人、活動件数882件。珠洲市に拠点を構え、珠洲市社会福祉協議会と連携して活動を継続中。
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