柴田紘一郎氏は、当財団名の由来である楽曲「風に立つライオン」のモデルとなった医師です。
柴田医師は1960年代の終わり頃、ケニアのナクルにある長崎大学熱帯医学研究所に出向しました。帰国した柴田医師に出会ったさだまさしは、彼の語るアフリカに憧れ、15年の歳月をかけて「風に立つライオン」という楽曲を制作しました。その曲はいつしか、多くの医療従事者や青年海外協力隊の隊員、在留邦人の皆さんに愛され、応援歌と呼ばれるようになりました。
一方でこの曲に魅せられた俳優の大沢たかお氏が、小説化・映画化を熱望し、さだまさしが2013年に同名の小説を発表、2015年に「主演:大沢たかお、監督:三池崇史」による大ヒット映画が誕生しました。
前年のケニアロケに同行したさだまさしは、この時初めてケニアの地を踏み、現地で献身的に活動する日本人女性医師の姿に心を打たれました。これは財団設立に強い影響を与えた邂逅でした。柴田紘一郎医師との出会いに端緒を開き、実に43年の歳月を経て、2015年8月10日、「一般財団法人 風に立つライオン基金」が設立されました。
柴田先生と映画「風に立つライオン」のロケでケニアを訪れた際の写真です。
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