高校生
VOLUNTEER AWARD
2021 高校生ボランティア・アワード
大会サマリー

  • 8.1 [SUN]
  • 8.17 [TUE]

はじめに

  • 激しい新型コロナ禍の第5波の中で迎える「高校生ボランティア・アワード2021」になりました。
    学校での活動もままならないけれど、それでも沢山の高校生達が「明日へ向かって」今日も精一杯活動をしています。
    状況は厳しく、今回の大会で沢山の皆さんと直接会えるのか、或いは無念ながらWeb開催となるのかは、まだ確定できませんが、それでも私たちがこのコロナ禍を抜け出すまでにあと少しの所まで来ています。
    そんな中で迎える今年の「高校生ボランティア・アワード」を日本中の「未来への希望」を繋ぐ大会にしたいと願っています。
    「高校生はやがて日本の未来を変える」という私たちの願いは少しも変わりません。
    互いに声を掛け合い、力を合わせながら未来を語れるような、そんな場所にしたいと思います。諦めず、負けずに前を向いて頑張りましょう。
    (大会プログラムより)
  • 公益財団法人 風に立つライオン基金
    設立者・理事 さだまさし


WEB投票

ポスター・動画発表 & 一般投票

8.1 [SUN] ▶ ️ 8.14 [SAT]
新型コロナウイルス感染症の第5波が日本で猛威をふるう中、高校生のかけがえのない貴重な体験になりうることを考慮し、会場開催に向けて慎重に検討を重ねてまいりました。しかしながら、高校生や参加者の方々の安全を最優先にすべきと、第6回目の「高校生ボランティア・アワード2021」は、断腸の思いでオンライン開催といたしました。

113団体(129校)が参加エントリー、最終的に108団体(124校)が参加、昨年につづき、活動動画とポスターを公式ホームページ上で掲載し、8月1日-14日の2週間で一般投票大会を実施しました。
昨年を超える総計26,000票以上の投票をいただき、沢山の方々に高校生の活動を知っていただくことができました。
参加校の活動報告は、引き続きこちらからご覧いただけます
エントリー校
また、今年は「SDGs」「志(こころざし)」「未来」というテーマで大会ロゴマークを全国の高校生から募集しました。
前回の2倍以上となる231点の力作の中から、最優秀作品は市立(しりつ)札幌開成(かいせい)中等教育学校 郷 瑛太(ごう えいと)さんが選ばれ、2021大会に華やかさを加えてくれました。
WEB大会

発表大会・シンポジウム・特別表彰式

8.17 [TUE]
8月17日(火)10:00、大会委員長のさだまさし、応援団・パネリストのテツandトモさん、司会の川島葵アナウンサーにより、本来であればたくさんの高校生の活気で満ちたはずの名古屋国際会議場の会場入口の紹介からスタート。同時に、風に立つライオン基金公式You Tubeでも生配信されました。

まずは、2016年大会以来久しぶりのステージ発表を実施。初めて、事前に102団体が参加した活動発表交流会を実施し、その中から選抜された16団体が発表を行いました。
緊張や興奮で高ぶる感情を抑えながらも、わかりやすい資料を作ったり、興味を引く動画を作成したり、楽しさを伝える踊りや歌を交えたり、それぞれの高校が工夫を凝らしていました。
質疑応答では、大会委員長のさだまさしやテツandトモさんからのコメントに真剣に聞き入る場面や、高校生同士で質問や感想を伝え合って交流を持ってもらうこともこの発表大会のねらいでした。

その後は、著名人を迎えたシンポジウムを、「今、私たちにできること」をテーマに実施。
会場では、引き続きご参加くださったテツandトモさんに加え、アルピニストの野口健さんがご参列くださり、オンラインで、国境なき医師団日本会長・久留宮 隆先生、諏訪中央病院名誉院長にして風に立つライオン基金評議員の鎌田實先生、新羅慎二さん、ももいろクローバーZの高城れにさん、そしてさだまさしの総勢7名がパネリストとして参加、参加高校の生徒たちが事前に答えてくれたアンケートを元に、パネリストから高校生に質問を投げかける形で実施しました。

パネリストのみなさんとの対話ができた高校生からは、
「『ありがとう』という言葉は本当にすごい言葉なんだと思いました」
「勉強ができない、教育が受けられない辛さは、日本ではあまり感じることができない課題。教育系の職に就きたいが、海外の僻地など学校に通えない子や日本でも家で教育が受けられたら良いと思う。」
と、ステキな感想・想いを話してくれました。

そして、パネリストのみなさんからは心に残る大切な言葉を沢山贈っていただきました。
「コロナ禍で、世界で同じように苦しんでいる人たちがいることを同じ立場で理解できたことは、成長の一つだと思う」
「当たり前にできていたことは、簡単にできることではなくて、すごい奇跡がつながっていたことにようやく気がついた」
「我々が当たり前に受け取っているエネルギーについて、本当に必要なのか必要ではないのか無駄な電気は使わないように考えなければいけない」
「質の高い教育とは、『希望』を教えられるかどうか。「学ぶ」こととは、数学や英語だけじゃなく、より広くスポーツや音楽や執筆などいろんなことができる場。それは結局希望。高校生ボランティア・アワードは、希望ニッポン。」
「勉強しながら寄り道・遠回りして、学校でできないことを、世界を旅して歩いて見て感じることも大事。」
「学校は勉強しに来るところではなく、勉強の方法を学ぶところ。卒業後も、自分のテーマを見つけて一生かけて勉強を続けよう。」
「人生は楽しいことだけではない。苦しいことのほうが多いこともある、だから楽しいと感じることができる。苦しいことがあっても自分を見つめ直して一歩一歩進んでいくことが大切。」
「人は生きること。どう生きるかということがすごく大事。海外では、子どもが赤ちゃんを世話しているが、それはそれで人生の勉強をしている。日本は教育を型にはめている。物を考える力、何かをやろうと意志を持つことが教育。」
「どう生きたいのか? 自分の心の中の希望を失わず、毎日自分に向き合っていく。」
16時からは、恒例の特別表彰式を開催。

今年も多くの企業・団体様にご協賛・ご協力いただき、特別賞と副賞を授与いただきました。
また、YouTubeで見守ってくださる方々は、リアルタイム視聴回数5,200回を超え、がんばる高校生たちの地道な活動を応援してくださいました。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

【ご協賛企業・団体】
株式会社アイダ設計 様
カーコンビニ倶楽部株式会社 様
株式会社三交イン 様
SOMPOケア株式会社 様
大日本印刷株式会社 様
一般社団法人 日本ほめる達人協会 様
株式会社マイナビ 様
株式会社ミズ 様
ライオンズクラブ国際協会 様
医療法人社団高輪会 様

【主催】
名古屋国際会議場 様

【応援団・パネリスト】
久留宮隆 様/鎌田實 様/新羅慎二 様/ももいろクローバーZ 様
テツandトモ 様/野口健 様

【特別応援】
国境なき医師団日本 様

【司会進行】
川島葵 様/さだまさし
閉会式では、最後に大会委員長のさだまさしから高校生のみなさんへメッセージ。
「みんな、気合を入れてコロナを追い払って、来年は一箇所で会おうー!高校生の皆さん、長い時間本当にありがとう。そして配信にお付き合いいただいた全国のみなさま、ありがとうございました。 こんなに頑張っている高校生たちがいるということが伝わったら、うれしく思います。風に立つライオン基金からのバトンが、高校生たちに渡ってこの活動が続いていくことを期待します。来年もまた元気で会いましょう!ありがとう!」

新型コロナウイルス感染症の影響で、今年も会場で直接会うことができず悔しい思いをしている高校生達に、ささやかな笑顔と元気を届けられていたら、とてもうれしく思います。
これからも、高校生たちの「志」を応援してゆけるよう、引き続き、高校生ボランティア・アワードを進化させていきたいと思います。

「高校生ボランティア・アワード2021」開催にあたり、ご寄付くださったみなさま、投票にご参加くださったみなさま、YouTubeで配信をご覧くださったみなさま、日頃より応援くださっている全てのみなさまに、心より御礼を申し上げます。
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