支援先:セブ日本人会
支援プロジェクト:台風22号(比名:オデット)セブ義援金プロジェクト
支援金額:2,000,000円
活動期間:2022年2月14日〜5月16日
支援活動地域:セブ島ラプラプ市周辺の5つの離島
寄贈品:漁船8艘および漁網
受益者数:直接支援1,179名 間接支援4,716名
・支援先となる1市2モニシパルへの表敬訪問
・各島のバランガイキャプテンへの表敬訪問
・直接受益者である漁協への聞取り及び説明
・ラプラプ市3島(カオハガン島、カウビアン島、パガナン島)に対して2人乗りの漁船各2隻、計6隻及び漁に必要な網
・ボホール州フェタペ市パンダノン島に中型漁船1隻及び漁に必要な網を寄付
・コルドバ市に対して、連絡船として中規模の船を1隻寄付
・ラプラプ市長、山地総領事にご出席いただき、進水式を行い、被災者を労い、日比の交流をさらに深めた。
2022年12月16日、台風22号(オデット)は中心気圧915hPaと猛烈な強さに発達し、セブ島を直撃した。
この台風により、少なくとも500名以上の命を落とし、国家災害リスク軽減管理評議会(NDRRMC)は被害額を39億9,925万2,642ペソと算出した。
中でも、漁を主要産業とする離島では、80%以上の漁船が壊滅的な被害を受けた。
しかし、全体の被害が甚大なうえ、行政の限界もあり、行政からの離島への支援は不足していた。
今回の支援では、特に被害の大きかった7つの島に対して、漁船を寄付した。個人に寄付をしてしまうと、長期的な管理が難しいことと、公共性に欠けることから、各市に相談をしたうえで、漁協を寄付先、管理者とすることとした。
そうすることで、より多くの被災者が寄贈した漁船を活用して漁を再開し、自立に必要な収入を得ることが可能になる。
また、バランガイ(最小自治区)とも連携を図ることで、漁船が公平に正当な方法で活用されているかをモニタリングができるように調整を行った。
今回の事業では、3市にまたがり5つの島の支援を行った。
進水式ではすべての市、島の関係者が集まり、横のつながりが強化された。
さらに、日比の交流や信頼関係をさらに深めることができた。
復興までの道のりはまだまだ険しいものではあるが、今回の寄贈した漁船が、漁師の方々の希望となってくれることを願う。
「この度は、セブ日本人会を通じまして、セブ島の台風被害にあわれた漁師の方々をご支援いただき、誠にありがとうございます。
今回の台風はセブでも30年ぶりの巨大台風で、人々の生活に大きな被害をもたらしたにもかかわらず、日本をはじめ世界では殆ど報道されることがありませんでした。
皆様からのご支援は、物質的な面はちろんのこと、漁師の人々にとっては大きな心の支えとなりました。
引き続き、復興に向けて現地の人々と共に邁進してまいります。」
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