青森県立名久井農業高等学校FLORA HUNTERS
かけがえのない水の惑星のために
私たちが使える淡水は僅か0.01%だけ。その70%を農業に利用。気候変動や人口増加で水不足はより深刻化。そこで私たちは水を有効利用する節水型ミスト栽培システムを考案。極少量の水を定期的に剥き出しになった根に噴霧するこの技術は乾燥地はもちろん、世界の野菜生産に活用できる可能性がある。この夏ストックホルムで開催される青少年の水の国際大会で披露しようと、さらに技術を磨いている。
[活動分野]
[SDGs]
青森県立青森南高等学校AMJ
未来へ紡ぐ平和の形
縄文の平和と魅力を日本国内の人だけでなく、海外の人にも広め、地域活性化や国際社会貢献を目指した活動を行っている。様々な遺跡に赴き専門家の方から話を聞いたり、縄文祭りに参加し幅広い世代に知識を深めてもらったり、他の縄文遺跡を広めている高校生同士で意見交換をしています。今後の予定は、海外に視野を広げるために海外フィールドワークを考えている。
青森県立五所川原農林高等学校生物生産科6次産業研究室
青森♡シェアップル
私たちは青森県公認の農業高校フードバンクを運営し、実習で発生する規格外リンゴや地域農家・小売店から仕入れた農産物を保管し、地域の子ども食堂に通年届けています。今回は、昨年度本大会で繋がった共食活動を営む高校生団体を対象に、規格外だけど旬でおいしいリンゴを届けるという活動を中心に発表します。
宮城県農業高等学校科学部 桜プロジェクトチーム
被災地での桜の開花を目指して
東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に千本以上の桜を植樹した。塩害に強くCO2吸収力に優れる新品種「玉夢桜」を誕生させ、環境大臣賞を受賞。しかし、津波被害を受けた沿岸部での植樹は難しくも、様々な研究にあたり、震災遺構である「請戸小学校」への桜植樹が見事成功。桜を見ることで笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けている。
青森県立名久井農業高等学校野菜研究班
南部の魅力!~絶滅危機から完全復活へ~
青森県南部町には、「南部太ねぎ」という伝統野菜が栽培されてきたが、栽培の難しさから生産量が激減。高齢化や農業従事者の減少、生活の変化から存続が厳しい状況にさしかかっている。「生きた文化財」でもある伝統野菜を守るため、生産量、認知度、消費量の向上を目指し、情報発信や栽培研究、加工品としての利用を検討。今後も関係機関と連携し、伝統野菜とその文化を継承し、地域活性に繋げたい。
青森県立名久井農業高等学校食農研究班
妙丹柿を救おう!~文化継承プロジェクト~
青森県南部地方は、「妙丹柿(みょうたんがき)」の産地です。生活の変化から干し柿があまり食べられなくなり、妙丹柿そのものの絶滅も危惧されている。そこで、地域復興と南部町の応援のため、妙丹柿の新しい渋抜き方法や加工方法を検討。また、消費量を増やすために干し柿を使った調理法や加工品作りを考案し、妙丹柿とその食文化が継承できるような活動を行っている。
青森県立柏木農業高等学校H G.A.P.
廃棄物から夢をつなぐ「SMOKE CHIPs」
りんごの剪定枝は、片付けに多くの労力がかかり、焼却処分による環境負荷も問題となっている。そこで、りんごの剪定枝を燻製用チップにした「SMOKE CHIPs」を商品化し、未利用資源活用によるSDGsの取り組みを行っている。チップ加工から流通までを多くの地元企業・団体と連携し、これから更なる発展を目指していく。
青森県立柏木農業高等学校りんご研究部
世界へハバタク!柏農りんご
GLOBAL G.A.P.認証の柏農りんごを世界中に届けることを目標としている。昨年台湾へ輸出し、柏農りんごの視察とアンケート調査を行い、青森りんごは台湾の人に深く愛されていることを知った。今年はシンガポールへの輸出とニュージーランドでの最先端のりんご栽培を視察することで、青森新時代の担い手となるべく活動している。
宮城県柴田農林高等学校千桜部
千年の礎~未来へのアプローチ:一目千本桜再生プロジェクト~
大河原町の観光資源である一目千本桜は植栽百周年を迎え、高齢化による樹勢の衰えが目立つ様になった。そこで柴農生が学科や専攻の枠を越え、千本桜を守るため「千桜部」を結成。組織培養による苗木生産や桜の落葉を原料とする植物活性剤の開発に成功し、地域のイベントで活性剤講習会を開催し、地域への情報発信を行う。