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能登半島地震災害支援_ご報告21

能登半島も桜が満開になりました。
崩れ落ちた家屋やビルは多くが手つかずのまま、輪島市の朝市跡は胸が苦しくなる惨状が広がっていますが、道中に続く薄いピンク色の景色は復興へ向かう希望に見えました。

毎年3月1日から14日(旧暦二月)にかけて、に東大寺二月堂で行われる「修二会(しゅにえ)」という行があります。御本尊の十一面観音菩薩に過去の罪過を懺悔し天下の安寧を祈願する荒行で、奈良に春の訪れを告げる行として「お水取り」の名で親しまれています。毎晩、練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる修行僧たちが二月堂に上堂する時の道明かりとして、大きな松明(お松明)が灯されます。

さだまさしはこのお松明を東日本大震災以降、宮城県気仙沼市をはじめ、2017年には熊本県益城町、2018年には福岡県朝倉市など、大きな災害があった土地に復興祈願のために奉納してきました。
そして、今年は珠洲市にある須須神社に奉納することになりました。

風に立つライオン基金は、この機会に前回伺えなかった能登町と穴水町に義援金をお届けするために同行しました。また、せっかく伺うので、前日4月14日にも朝から七尾市、能登町、輪島市、門前町に伺って、猿田彦珈琲さんのチルド商品や浅田飴さんののど飴、無印のレトルトパック、南紀梅干株式会社さんからご提供いただいた梅と塩だけの特選梅干を炊き出しや物資支援を続けている拠点と町役場や社会福祉協議会にお届けしてきました。

昔ながらの白干(天日干しで塩だけ)の南高梅を10キロ樽で5つも送っていただきました。

15日は朝7時に金沢を出発、能登半島の最先端にある須須神社にお松明の奉納をし、一緒に訪れた泉谷しげるさん、相川七瀬さん、半﨑美子さんと共に奉納ライブを行いました。

東日本大震災の支援で立ち寄った石巻の避難所で「案山子」を歌った際、「お金はあるか」のフレーズを歌ったら最前列にいた女性が「ない!」と大声で叫んだというトークを歌の間に挟むと、その後の「お金はあるか」に続けて客席から「ない」と注文通り(?)のリアクション。

奉納ライブのあとは、須須神社一ノ鳥居から、薬師寺執事長・大谷徹奘師、東大寺執事長・上司永照師、東大寺執事・森本公穣師の読経によるご法要。海を臨んで祈りを捧げました。

その後は能登町役場で大森凡世町長に義援金300万円を贈呈。

さらに穴水町の高齢者施設「能登清水の里・穴水」での支援ライブに続いて、穴水町役場に宮崎高裕副町長を訪ね義援金300万円の目録を手渡しました。

穴水町役場では4月6日に全線が復旧したのと鉄道の中田哲也社長に、激励の色紙といすみ鉄道からの義援金を贈呈(当基金の理事長・古竹孝一は、いすみ鉄道の社長でもあります)。

最後は中能登町の久氐比古(くてひこ)神社(案山子を祀る神社なのだそうです)の側にある旧久江小学校前で、「案山子」を奉納して長い一日の全日程を終了しました。

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