能登半島地震災害支援

能登半島地震災害支援_ご報告19

能登半島でも桜が咲き始めました。
穏やかな春の日差しに恵まれて、昨日（４月６日）、珠洲市「道の駅すずなり」と輪島市にある「キリコ会館」前にて、さだまさしの支援ライブと炊き出しや物資のご提供をいたしました。
2005年に廃線となった「のと鉄道能登線・珠洲駅」が、現在道の駅すずなりとして利用されています。プラットフォームがそのまま残っているので、今回のライブでステージに使わせていただきました。
11時半前から始まったライブでは、「案山子」「無縁坂」「Birthday」「道化師のソネット」とヒット曲を続け、南富良野町で行った支援ライブのトークから「北の国から」を集まった皆さんと大合唱。その歌の途中、お昼を告げるチャイムが鳴り出して大爆笑のハプニングもありましたが、最後に「いのちの理由」を歌い、とても暖かいムードの中でライブが終了しました。

その後、同行してくださった箭内道彦さんをご紹介し、「いい人の方の」と紹介された泉谷満寿裕（いずみや・ますひろ）市長に、箭内さんから義援金の目録が手渡されました。先日のさいたまスーパーアリーナで行われたイベントで集められた募金を珠洲市と輪島市で二分割したものです。
風に立つライオン基金からは、皆さんからお寄せいただきました募金の中から、義援金として500万円の目録をお届けいたしました。

最後に集まった皆さんと記念撮影

炊き出しは、石川県のソウルフードとも言われている８番ラーメンさんとチャンピオンカレーさんにお願いして、集まった皆さんにライブの後に召し上がっていただきました。
また、今回もANAフーズさんから1500本のバナナをご提供いただき、珠洲と輪島で半分ずつお配りしました。
今回の支援イベントは、珠洲と輪島で支援の中心となっているピースボート災害支援センターの皆さんに大変お世話になりましたが、田辺農園さんのバナナも支援物資と一緒に配布してくださいました。

珠洲市を後にして、輪島市へ移動。能登の伝統的なお祭りで担がれる奉燈=キリコが展示されているキリコ会館前のスペースに、仮設のステージを組んでライブを行いました。
こちらは先に炊き出しを召し上がっていただいてからライブという流れで、かつて岡山県総社市で行った西日本豪雨災害のチャリティイベント（https://lion.or.jp/news/event/20180926.html）の際にもご協力くださった長野県茅野市のレストランピーターさんがステーキ丼やホットドッグを振る舞ってくださったのをはじめ、発災直後から能登町や門前町でずっと炊き出し支援を続けているお馴染みのBond&Justiceさんのとり野菜味噌鍋、金沢市内からホットサンドのタルトタさんとクレープのチャノキカナザワさんも駆けつけてくださいました。

プランドル飯田の飯田会長と津幡高校の生徒さんもボランティアとしてバナナの配布などを手伝ってくれました。

さだまさし支援ライブのあと、箭内さんと風に立つライオン基金からそれぞれ珠洲市と同額の義援金の目録を坂口茂市長にお渡ししました。
「先程、珠洲市で『いい人の方の泉谷さん』に義援金をお渡ししましたが、今度は『いい人の方のしげるさん』にお渡しします（笑）」とさだまさしが語ると、「少しずつではありますが、確実に復興に向かっています。皆さん一緒に頑張っていきましょう」と坂口市長。
また、野口健さんも駆けつけてくださり、復興に向けてエールを送ってくださいました。

皆さんと共に復興への誓いを新たに。

この支援イベントは、今までの当基金の活動の中で、いろいろな場所で繋がってきた多くの皆さんにご協力をいただいて無事に終了することができました。
Bond&Justiceの大土さんの「起こった事は最悪だけど出会った事は最高」という名言が、本当に胸に落ちた一日でした。この場をお借りして、皆さんに心から御礼を申し上げます。
本当に本当にありがとうございました。
そして、まだまだ一緒に支援を続けていきたいと思います。

今回お世話になった皆様（順不同）
ピースボート災害支援センター様、チャンピオンカレー様、８番ラーメン様、レストランピーター様、Bond&Justice様、タルトタ様、チャノキカナザワ様、サウンドソニック様、キョードー北陸様、ベストアグリフーズ様、ANAフーズ様、BOSAI Edulab様、フェニックス救援隊様、津幡高校様、災害時女性支援プロジェクト様、プランドル飯田様、共同通信社様、箭内道彦様、野口健様

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