【受賞者】
一般社団法人モザンビークのいのちをつなぐ会 代表理事 榎本恵(えのもとめぐみ)氏
http://www.tsunagukai.com/【プロフィール】
2000年よりベンチャー企業の起業、新規事業開拓事業を行なっており、2012年に日系企業の依頼によりモザンビーク入り。半年間、新規事業開拓業務を行なう。そこで先進国の論理と途上国の住民のニーズの乖離を目の当たりにし、2013年モザンビークのいのちをつなぐ会を設立。支援の光の当たらないモザンビーク北部最大のスラム地区に事務所を構え、スラム地区に住み、住民との信頼関係を基盤とした社会支援活動を開始。
2014年にはスラムの学び舎・寺子屋を建設。教育活動や公衆衛生活動を行い、トイレや井戸、水道インフラの整備や、モリンガを用いた食べられる緑化を実施。2017年に発生したイスラム過激派のテロが2019年から激化し、2021年にテロ紛争避難施設・平和の家を建築。深刻化する食糧難の中、配食活動も継続的に実施している。
【選考理由】
世界最貧国の一つであるモザンビークで住民と共にスラム地区に居住し、単に食料などの支援ということではなく、現地の人が自立するための公衆衛生、教育活動を長年に渡って行っていること。また、テロによる治安悪化の中で、避難施設の建築をし食料支援を継続的に行っていることを評価。