公益財団法人 風に立つライオン基金に関する報道が、1月10日「講談社現代ビジネス」のWEBニュースより流れました。
その内容に対し、当法人としての見解を申し上げます。
問題になっている点は2点ございます。
1. 利益相反取引の疑いについて。
報道にありますチャリティーイベントは当法人の主催ではございますが、番組制作業務については、NHKが子会社に発注し、子会社が当該制作会社にその業務の一部を発注したもので、当法人から資金の提供を一切行っておりません。また、イベントそのものの実施について当法人は当該制作会社に業務を一切発注しておりません。
私共は、重大な事実誤認のまま報道されることにより、一般の方々に疑念を抱かせてしまうことは、当法人の《志》をも揺るがす極めて重要な問題であると考えます。法人としてこの一点(利益相反取引の疑い)については看過することは出来かねます。
従いまして法人として、しっかりと潔白を証明するとともに、当該報道に対しては、しかるべき対応を取らせて頂く所存でございます。
2. 諸手続きについて
平成29年6月30日の理事任期切れに伴う重任登記に際し、評議員会を開催していなかったことは事実でございます。こちらに関しては私ども法人の明らかな失策でございますが、重任登記に関しましては遅ればせながら、同年12月に、同年6月当時の全評議員の同意(追認)を得ておりますことをご報告申し上げます。
様々諸手続等につきましても、現在、改めて指導官庁のご指導を頂きながら、瑕疵、錯誤などあれば鋭意修正を執り行っております。
私共、「風に立つライオン基金」の大切な《志》と、これまでに行ってきました活動については自信を持って正々堂々たるものであると自負しております。
設立間もないこともあり、法人としての諸手続きに不備な点がございましたことは私どもの拙さでございまして、汗顔の至りでございます。
このことを猛省いたしまして、この後、良き成長を目指す覚悟でございます。
ご信頼頂いた関係各位に対し、ご心配をお掛けいたしましたことを心よりお詫び申し上げます。
今後、法人運営に関しては、瑕疵の無いよう充分に心してまいります。
引き続きのご支援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
公益財団法人 風に立つライオン基金
理事長 山口 保